至高者の門下から逃れた人形師。方士の黄衣をまとい、古銅色の面を被る。面には深紅の瞳が並び、厳かな姿の奥に不気味さが潜む。操り鈴で人形や巨大な肢体を動かして連携させ、化身を呼び出して敵を惑わせることもできる。
人形の廃棄穴に長く身を潜めるうち、蕩穢の意識はすでに混濁していた。周囲に幾重にも折り重なる残躯は、すべて夢差の人形実験で捨てられたもの。その中には村人の意識が残っている。それなのに彼は命じられるまま、彼らをここへ投げ捨てた。人形たちは絶えず彼にすがる。助けてください、蕩穢様……私たちは、まだ治るのでしょうか……家へ帰してください……その囁きが、何度も彼の心を抉った。
聖母の降臨を阻むため、彼は自ら殺気による改造を受け、夢差に従うふりをした。村人には、不可解な昏睡の病を治す薬を必ず作ると約束した。妹弟子の蛍火とも、この件が片づいたら暖かな土地を探し、共に花や草を育てようと誓い合った……それが、どうしてこのようなことに。
罪の意識は消えず、殺気は心を蝕む。彼は魂に、自分を終わらせてほしいと懇願した。そして最後に残った正気を振り絞り、その残躯を燃やし尽くして、至高者たちの恐るべき儀式を魂に明かした。